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【雑記】特別定額給付金 オンライン申請方法とシステム考察

雑記

こんにちは。IT忍者です。特別定額給付金の方の申請は進んでいるでしょうか?私も幸い対応できるハードウェアがあったのでオンライン申請をしましたが、「郵送対応の方が振込が早いなんてニュースが飛び交っていて大変驚いています。仕組みが露呈すればするほど、イケテナイITシステムだと感じてしまいます。

なぜこんな致命的なのか、申請方法も含めて解説したいと思います。

特別定額給付金のオンライン申請方法

必要な物と必要情報をまずはチェックしましょう。
マイナンバーカードがない人や、パスワード忘れがあれば、復活の手間が非常い大変です。

郵送申請の方が、はるかに感染率リスクも下げられそうですし、個人的には無理してオンラインでやる事はないと思われます。

オンライン申請前の事前準備

必要な物と必要な情報

1.必要な物(PC、スマホ共通)
・マイナンバーカード
・E-mailアドレス
・振込元の口座情報+(口座名義を証明する画像のUPLOAD必須)

2.PCからの申請
・PCからの申請の場合にはICカードリーダー(今は値段も上がっていて品薄5000円程度)
・マイナポータルAP(専用アプリ) PCはブラウザアドオンインストール

3.スマホからの申請
・ マイナポータルAP(専用アプリ)
・スマホから申請の場合 (しかも機種によっては使えない可能性があると記載されています)
  Android 6.0~10.0
  iOS 13.1以上
 スマホアプリ:Google Play/App Store

4.必要情報
マイナンバーカードのパスワードは2種類あるのでWeb用のパスワード必要
・住んでいる自治体の対応状況
・マイナンバーカードの有効期限
 (※外国籍の方で初期に作った方は、もう有効期限きれてるかもです。要注意)

申請URLと名称

名称は人それぞれの感性があるので、何とも言い難いのですが。。

WEBサイト

名称:「特別定額給付金」 トップサイト
トップサイトが10万円を申請するための特別定額給付金の総合案内です。
そこから下記 マイナンバー用のサイトを使います。
※詐欺サイトもあるようなので、googleからオフィシャルサイトを検索で。

名称:「マイナポータル」 → サービス名称??:「ぴったりサービス」
※これがほんとに・・・・この名称とサイトデザインがさらに謎を深めます。。
FAQサイトは「マイナポータル」もあれば「ぴったりサービス」側でもありますし・・・・

さらに、申請後のシステムオートリプライメールでは「ぴったりサービス」でメールが送られえてきます。

個人的には、このシステムメールは、ITリテラシーの高い人だとさらに「????」となるFromアドレス、表題、本文だと思うのですが。私だけなのでしょうか。。

マイナポータルどこに行った??となり、私は初見一発目では、表題から何のメールか理解できませんでした。

そもそも、マイナポータルとぴったりサービスって何が違うのと。
メール本文のフッターも運営情報も何もないと、正直お粗末と言わざる得ないかと。。。

申請内容について

申請入力内容

・申請者
・世帯の家族氏名
・振込口座情報

これだけなのですが、これで入力不備が多いというのですから、どんだけバリデーションチェックやデータ突合の設計できてないんだよ!っと思います。

しかも、筆者はPCだったので、ICカードリーダ使ったのですがマイナポータルAPが一度エラーを吐いたら、リトライできず、ブラウザ閉じ→最初からやり直し という 再入力コンボを2回ぐらい食らいました。

すんなりできれば15~20分もあれば出来るのでしょうが。
パスワード間違いで、途中でアカウントロックを食らうと解除するのに、窓口に行かないといけないと。

IT思考で問題点を考察する

申請までの流れと後処理含めて課題が多いですね。(苦笑)
システムフローで、人を挟んで処理する流れが随所にあるというのは微妙ですね。(セキュリティ担保視点もあるのでしょうが、今回流れてきた情報を自治体が目検チェックしてるというニュースは、本当にがっかりです。

なんか最近マイナンバーのCMとか流してるようですが、対応する人も少ないし、何時間も待つ、発行まで時間がかかる状況なのにCMを流している場合じゃないですよねw 

災害用Form作った方がはるかにマシ。確かドイツは最速ですよね。

国と自治体で申請推奨方法が統一されていない

国はオンライン、自治体は郵送 推奨が違いますよね。申請を受け付けた自治体側では、
なな、なんとデータチェックを2人一組で目検で実施が必要 www それは時間かかりますよね。

ここまで機械で処理しているのに出口で人間の目でチェック。それは 申請書類郵送の方が楽ですよね。
しかも申請回数制御がないって。。。。 普及されてないマイナンバーを普及させたいが故に言ってるんでしょうね。

利用を推奨している人達がカード持ってない

これは言うまでもなく、本末転倒。政治家たちも持ってないってどういうことw

申請処理にサーバーが処理できない

これは、ほんとにどうしたのか。そんな脆弱ということは、どこかに資金が流れているのか?

事実はどうなんでしょうね。私が見つけた某機構では、予定損益計算書公開されているので、見ましたが潤沢な資金が割り当てられているようにも見えますけどね。。

お知らせも出しているので、該当機構が管理しているのでしょうが。私も謎というしかないですね。理事も沢山いるようですし。。 事実は私にはわかりません。

結局は確認&チェック作業が人海戦術

作業をやらされる方は、機械の真の恩恵を授かる事がなく、結果として手間でしかない。

どこまで想定していたのか?

想定が本当に甘かったんでしょうね。今までなんで問題にならなかったのか?となりますが、これは明白でほとんど使われていなかった。使う人がいなかったゆえに、考慮漏れや想定不足が検知できなかったという流れだと思います。

個人的なイメージですが、給付って全国地区を踏まえてゴールを考えれば、いろんな給付種別を考慮し
1.システム入力~エラーハンドリング
2.システムチェックで問題なければ、実施・承認機関へ情報が連携される
3.データ突合はシステムが実施チェックして、入力不備があるかをシステムが承認機関が通知
4.承認されたら自動処理で、申請者へ口座に振り込まれる
5.申請情報管理できる 
という部分までが、システム範囲ですよね。
そんなこと最初から想定するべきことなのに。っと思ってしまいます。

いろんな給付種別が存在するわけで。結局中途半端に繋がってるみたいですね。
どこの素人が仕組みを考えて作ったのか。っと思ってしまいます。

これは要求、要件漏れ、考慮漏れっと言わざる得ないですね。民間クライアント依頼なら瑕疵責任対応、考慮漏れの損害賠償レベルですよね。。

余談ですが、あそこまで各所、人の手が介入しないといけないシステムだというのは、本当に驚きました。
税金納めてる方としては、無駄遣いしないでほしいと本気で思います。

まだ申請していない方は、必要な物と必要情報が手元に揃っているかをぜひ最初にご確認ください。