こんにちは。IT忍者です。今回は個人的に思う事のIT雑記テーマです。コロナウィスルのせいで働き方が変わっていくという部分において、「IT」という分野で見ていくと日本はどんどん遅れていくよなぁっと個人的に思ってしまう部分についてです。若干政治部分が入っていますが、あくまでもITとしての切り口での読み物です。
台湾のIT大臣 唐鳳 オードリー・タン氏
コロナニュースで、台湾のニュースもたまに流れているかと思いますが、コロナウィルスが流行り出し時にIT技術を駆使して、感染拡大防止やマスク不足にならないように、制御したニュースが流れていますがその裏側にはきちんと仕組みを作れる人達と的確なリーダーシップを発揮する政府があったという事だと個人的には捉えています。
タン氏は2014年~2015年に政府のIT施策のアドバイザーになり、2016年に抜擢されて、当時35歳という若さでデジタル担当政務委員(大臣役職)に就任。
現地の記事もちょっと確認しましたが、元々凄腕ITエンジニアで、5000人の職員とのリアルデジタルコミュニケーションラインを構築しアイデアを共有化もできると。いわば「公共政策ネットワークプラットフォーム」を作ったとのこと。
天才ITエンジニアですよね~。IT技術で課題を解決する。それは未曾有のコロナウイルス危機の台湾の対応を見ても一目瞭然ですよね。
コロナウイルスが流行り出した時に台湾ITはどうしたのか
上記の様に、ITを駆使する下地が出来ているという事も非常に強いなっと個人的には思います。
※おそらく中国も同じかもですね。
・マスク在庫と場所情報
・健康保険証のICチップ対応版が既に普及している
・スマホアプリも駆使し感染拡大を抑制する情報連携
この情報をうまくシステム化して活用したという素晴らしいIT事例ですよね。
日本のマイナンバー制度
日本だとIC化マイナンバーカードですが。。。これどんだけ普及してるんですか?っと言いたい。日本は20%程度ですよ。
普及しない理由で挙げられているのを見ると下記が挙げられていますね。
1.取得するメリットを感じない
2.本人確認する物が他にいくつもある
3.情報漏洩が心配 (実際に情報漏洩しましたね)
4.手続きが面倒
台湾だと保険証という必要不可欠な部分になっていると。。中国は1人1枚必ず持つ身分証がIC化されています。
ここまで結果に差が出ると IT系の成果主義目線で見ると「日本はいったい・・う~ん」と思いますよね。
マイナンバー制度は2016年から開始されていますが、2013年?頃だったか国のシステムなんで大手冠ブランドSI企業数社が分担して受注していたと記憶しています。
「その仕組みで浸透するか疑問です!!」と言え
と個人的には言いたいですね。巨額のお金が動くので本当に国民の為になるのかというジャッジが効いていたのか疑問が残ります。
・プロジェクト初期費用2700憶円
・毎年のランニングコスト300憶円(ランニングはそのあと+50憶円?かな)
という潤沢な補正予算。2014年頃にこんなの「ドブに捨てるようだと」言われていた方もいましたね。
結果2020年の現在はどうなのかですが、何百憶円も使っているのに「サーバ利用率0.02%」とも言われています。使われないのにめっちゃめちゃハイスペックなインフラ構成を運用していると聞いています。
一般企業はランニングのコストダウンを突き詰めるのにですが、まさに税金の無駄遣いですよね。でも一方でその甘い汁を吸い続ける事がまた方針となっているのがあるのかもしれませんが、国の為にはならないですよね。ITのプロっぽくない。
日本のIT大臣
直近の大臣よく見てもらえばわかりますが、ちょっと前の桜田大臣、今の竹本大臣と ITを駆使できる人達でしょうか?
・パソコンは使わない
・USBはわからない
・SNSは何とか使える(本当に??)
これでは意味がないですよねぇ。 正直ITからかけ離れていて、ただの一般人レベルでITリテラシーもない状態ですよね。これでは終わってます。年齢的にも新しい事を覚えていくというの厳しそうですよね。
はんこ議連会長
今の竹本IT大臣は、「はんこ議連会長」でもあるようで、「はんこ文化の両立を目指す」と言っていますが。今はテレワークで印鑑押すだけに出社するという困った事態になっているわけです。
それにはんこ文化って日本だけがここまで浸透しているので海外だとほとんどサインなんですよね。
・物理的な紙媒体に、物理的な道具で印を押す → 物理的な移動で相手に届ける
・デジタル媒体に、デジタル手法で印を押す → デジタルネットワークで相手に届ける
この2つは結果で同じことを求めることになりますが、手法もプロセスも相反する内容だと思います。こういった視点のない方がITを推進されても意味がないとは個人的には思います。なぜそういう人選をするのかも謎。
国策を議論するわけでもなく、批判を繰り返している人や国会で寝ている人もそうですが、そんな人達に1人年間約4000万円近くも税金が使われていると思うと税金を納めている方としては本当にやり切れないですね。
分かる人向けのネタですが、 各企業の中にうごめいている社内政治の方が真剣に議論して分だけよっぽどマシw
IT分野ではどんどん遅れを取っていく日本
本流の話に戻りますが、IT大臣という役職での比較であれば、タン氏と比較されてるのは当然ですし、「本当になにやっての?」となりますよね。
確か大臣任命は国会議員でなくともよくて「民間人閣僚」もあり得るのですが、なぜあのような人事を繰り返すのか、個人的にはやはり不可解です。
2000年代はまだIT先進国だった気がしますが、日本は海外にはどんどん置いてけぼりにされている気がします。IT文化が伸びている国を見ていて思うのですが、少なくとも政府主導の部分ではすっかり遅れをとっているのが現状だと感じます。
※私の知見はアジア圏の方が強いので欧米系ははっきり分かりませんが。
確定申告のe-tax電子申請できるのは便利ですけどね♪こういったデジタルトランスフォーメーションを国が推進しているのにも関わらず、IT大臣がそのレベル感で推進できるのか疑問しか残らない。