こんにちは。IT忍者です。在宅勤務可能業種では少しづつ、テレワークでのワーキングスタイル化が、進んでいると思いますが、家から出ない生活の中でもデリバリーで届けてもらえるという便利なサービス発展しそうですよね。今やIT分野はすっかり中国の方が「先進」になっています。事例を踏まえITを知る、活用するという可能性の内容です。未経験でも業界的な知識として知っておいて損はないと思います。
中国IT事情の前段解説
近年比べてみても、たった10年程度でいろんなITを駆使したサービスにおいては、遙かに先を進んでいる状況だなっと感じます。そうなる要因と背景はありますよね。筆者も中国ビジネスをしていた時もあり、中国への理解があるのですが、社会的な基盤、思考、圧倒的な人口数、投資可能な資金力を保持している投資家達、などなど強みがありますよね。特に 生活基盤系IT分野では目を見張ります。
爆発的進化の背景
例でいうと、日本は、電話1つ取っても固定回線の黒電話から進んでいって、携帯電話(ガラホ)、スマートフォンと1段1段階段を上って行った感じですが、中国では固定電話普及を飛び越して携帯電話、すぐにスマートフォン文化の浸透と、テクノロジーの進化が時折ワープしています。PCや家電もしかり。薄型液晶TVなどの普及もそうですね。
世界の工場とGDP成長
この十数年は中国は日本のバブル経済的な成長率が裏付けていますが、生産力、賃金向上、物価高騰、車の普及、それにより資産を増やした起業家、投資家も多く(数字で言えば数千万人ぐらいいるのでは?とも感じます。もしかしたら1億とかかも。全体で14億人突破ですもんね。。)
中国巨大プラットフォーマーIT企業
アメリカは「GAFA」:Google,Amazon,FaceBook,Apple 聞いたことありますよね~。
中国では「BAT」:Baidu,Alibaba,Tencent がITの爆発的進化の前から代表的老舗IT企業ですね。
初期の特徴としては、
・百度は検索エンジン
・アリババはEC
・テンセントはコミニケーションツール
でしょうか。
今やいろんな分野のITプラットフォームサービスも展開していますので、実行力がすこいなぁっと感じます。国の方針からのスピーディーな動きもすごいですけどね。(笑)
ソフトウェアの機能と利便性
うまく普及しているサービスはを見ると、皆が便利だと思う機能・サービスと文化のマッチングがよくできているなと感じます。口コミ、写真、音声コミニケーション、非現金文化などなど。日本で偽札なんて普通は出会わないですからね。
余談ですが、
ITと融合したサービスが流行るのも納得です。どんだけ技術力あるのかと思う人もいますが、今は凄腕ITエンジニアが数百万人単位でいるのではないかと感じます。企業文化的にも能力主義ですからITエンジニアの働いている環境は能力主義と競争社会ですからね。※もちろんダメな人の母数も多いかもですが
T-Mallの店舗運営機能のBIツール触りましたけど、痒いところに手が届くという高機能機能&ハイエンドUIだと思いました。あのレベルはそう簡単には作れないですね。研究開発費いくら使ったんだろっと個人的には思いました。
フードデリバリー&キャッシュレス
さて、背景解説が終わりましたので、本題の中国のフードデリバリー&キャッシュレス事例から
主なフードデリバリーのプレーヤー
テンセント系「美团外卖」 :メイトゥアンワイマイ 日本語の意味だと「企業名+テイクアウト」
アリババ系「饿了么」 :ウーラマ 日本語の意味だと「お腹すいた?」
当然、熾烈なライバル競争の中で淘汰されていった企業も多くいるのかと思いますが、生き残っている企業の現在の主なプレーヤーです。
何が便利なのか?
「便利だと感じるか?」ですが。日本でもUber-Eatsありますよね~。これだって利用するにはクレカを登録するのでキャッシュレス。配達員の位置もわかりますので、機能としては大差ないですよね~。でも中国ほど浸透していません。便利というのは、利用する人達の文化に合う機能&サービスだから便利と感じる。という事なのかもしれません。
この「饿了么」が先発でフードデリバリーモデルを考えた方は、大学生だったと聞きます。最初はPCのWEBサイト。そこからスマートフォンの爆発的普及からの専用アプリへと進化、それを支える宅配インフラ、飲食店、多くの利用者、安い宅配料、電動バイク文化。
ITイノベーションの良い例ですよね。マネタイズの部分は置いておきますが、日本の宅配サービスって少し値段が高く感じます。こういった部分でも中国だからこそという要素があると感じます。
同じように真似てもうまくいくとは限らないですよね。
失敗もある
一方で、中国でうまくいかなかったIT活用でのシェア自転車。ほんの一瞬、流行りましたが、今は自転車の残骸が社会問題になってます。デジタルをうまく活用できるモデルではあったが、こっちは文化が残念ながらマッチしていなかったですね。。
ITを知っているからこそのITイノベーター
デジタルの世界を知っているからこそ、アイデアを融合させて、新しい事が自分で生み出せる可能性がありますよね。「ITを知り応用する力」こういった分野もあるという事ですね。
おそらく、この先はラストワンマイル対策で、ロボットやドローンといった部分もどんどん進んでいくのかなっと個人的には思っています。さらに別なサービスなども生まれるかもですね。
ITエンジニアを目指すという部分では、いろんな選択肢が多くあるかなっと思いますので、成功者は。ほんの一握りの人だけだと思いますが、資金とアイデアと裏付け出来る技術のある人はそういった部分も面白いかもですね♪プログラミング学習や技術だけではないという事です。
この2社の戦いの流れも戦略・戦術と非常に面白いのですが、それはまた別な機会があればです。