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バブル経済時期からの経済動向とIT業界の考察

ITエンジニア現役

こんにちは。IT忍者です。リーマンショック時のIT業界の不況状況の記事が多く参照されているようなので、第二弾です。やはりコロナショックの影響で不況が確実に来るのが分かってしまったので。

どうなるか、どうするのかといった部分と、もう少し過去に遡って景気動向からも考察したいと思います。また、あくまでも個人知見・個人見解からの内容ですので、それがすべてではないということを踏まえて見て頂ければ幸いです。

バルブ経済時期からのIT業界考察

既に世界がデジタルIT技術がないと回らない世の中になっているわけですが、とはいえIT系でも業態・業種があると思います。そこからIT系の仕事という視点で見るとどういったクライアントが不況に強いかのかも少し見えます。

・生活・技術の質を向上させる進化系IT(ここはどの事業体も範囲が広いと思います)
・既に完成されて生活やサービスに使われている完成系IT
・娯楽系IT
とすると、

バブル景気~リーマンショック時の不況の時期と株価

googleで「日経平均」で検索してINDEXを「最大」にすればある程度見えるかと思います。当時の状況付き長期チャートが見れるところもありますね。そこからデータと共に振り返りで見ていきましょう。

大きく分けると、「平成」も終わり「令和」となりましたが「平成時代の不況」としては下記3つが日本で記憶されて言われていますよね。

第1次平成不況   日本バブル経済崩壊
第2次平成不況   アジア通貨危機、山一証券/長銀/拓殖銀行の破綻
第3次平成不況   リーマンショック

各株価下落時期

・1990年~1991年:日本バブル経済崩壊
・1997年~1998年:アジア通貨危機、山一証券/長銀/拓殖銀行の破綻 
・1999年~2000年:アメリカITバブル崩壊
・2008年~2009年:リーマンショック
※その他もありますが、専門家ではないので特定部分のみで

ここで「?」と思ってほしいのは、アメリカITバブルの時にも、日経平均が影響を受けているデータが見えると思います。

日本ではシステム2000年問題(ざっくり言うとデータ容量節約の為に西暦の下2桁のみデータ管理をしていたという内容)、ミレニアムという言葉が騒がれていたのですが、この株価の下落が、なぜ当時日本IT業界で大騒ぎになっていなかったのでしょうか?

理由は簡単で、そもそも日本が不況下にあり、積極的な設備投資していなかったという背景があります。上記の必要な改修系が多いというやつですね。

アメリカITバブルとは?

超簡単にITバブルとは?ですがMicrosoft社の「Windows95」から始まった、マイクロソフトの様になりたいベンチャー企業群と、ベンチャー企業への投資家からの投資で株価が跳ね上がったと。

今でこそ標準化されていますがネットスケープ社が開発した、ネットスケープナビゲータの「インターネットブラウザ」 なんかが記憶にある人がいるとは思います。確か。。。ナショナルジオグラフィックでもインターネットバブルとして、「シリコンバレー狂騒曲」という番組名で取り上げられていたと思います。あまりITバブルは長くは続かなかったようですね。

※筆者はこの頃、ITエンジニアを目指してた真最中でしたが、今振り替えるといろいろ見えて来るものが多いですね。視点の広がりはIT世界に飛び込んだからこそ、いろんな見方ができるようになったなっと思います。

IT業界歴史は他の業種と比べ圧倒的に短い

IT業界は歴史が短いというのがありますので、 日本バブル経済期にIT系の仕事も活発だったか?という疑問が残りますが、汎用機、ワークステーション等、コンピュータを使った仕事があったと思いますが、今とは異次元の世界なので、そうすると1990年のバブル経済は比較対象から外れて、今のIT業界を軸に考えると歴史的にも、サンプルとなるデータは「たったの20年~25年間」。その中で不況で影響を受けたというのが、リーマンショックのデータが一番有効。となりますよね。 コンピュータの歴史そのものがまだまだ短い特殊な業界だと思います。今は。

クライアントの業種が何か

とはいえ、会社員であろうが、個人事業主(フリーランス)であろうが、IT企業経営者だろうが、IT系仕事を発注する側のクライアント企業の業態・業態があるわけで、そちらの業態・業種が不況の影響を受ける場合には、直接的に案件の数が減るといえるかと思います。(1次受という軸に書いています)

ITエンジニアが不況に備えるという意味で

既に、ニュースなどでも耳にする状況になっていますが、新卒採用の見送り、アルバイトの終了などなどコロナショックによる、不況の足音が聞こえてきます。実際今回どこまで影響を受けるかが本当に未知数なので、不確定要素も非常に多いですが、スタンダードリスクヘッジがいいのかなと思えます。

不況時でも収入に繋がるラインをしっかり確保

会社員なら、会社が倒産しなければ給与が入ってくると思いまので、そのまま様子を見るのがよさそうな期はします。1~2年売上が減少しても耐えられるキャッシュを持っている企業なら、それほど心配しなくてもよい気がします。とは言え、会社の経営幹部でもない限り知ることができないとは思いますが、上場企業とかなら決算書あるからわかりやすいですが、そうでない場合でも、組織に守られていれば正直何とかなる気がします。

個人事業主などであれば、どの業種のクライアントか、影響を受けた場合でも別な仕事が取れるかなど検討し獲得ラインを模索する必要ありです。個人事業主(フリーランス)は安定というサラリー保障とのトレードオフで自由と単価なので、自分の力で何とかするしかないです。どこかに潜り込むというのもありかもですが、無収入でもどれぐらい耐えきれるかも含めてすべて自己判断でしょうか。

経営者であれば、生き残りを掛けて安定案件の確保から、特定顧客依存率を分散し、コスト削減からのCFを円滑にしつつ政府施策に目を光らせるですかね。(経営的な部分は幅が広いのであまり触れません)

そんな時だからこそ

ITエンジニアとしては、他のエンジニアと比べてどうかというのが、大きく差が出る時期でもあると思います。技術力、人間力、企画力、提案力と+アルファの価値をどんな環境化でも叩き出せれば、正直不況は怖くないですが、まだまだであれば守ってもらいつつ、ひたすら修行です。いきなりは技術力や知識伸びないですからね。やはり日々の積み重ねをきちんとやっておくことが大切で、いざというときに役に立ちます。

あるいは、この時期だからこそのIT技術を活用したアイデアからの攻めのビジネスがあるかもですね♪
※リスクは高そうですが。

まとめ

状況的には、日々悪くなっているのは明白。時間差で影響を受けるという部分が、リーマンショック時からの教訓なのでポイントだとは考えます。中には一部ダイレクトに影響を受けてるところもあるはずです。

ITエンジニアでも、いろんな立ち位置があると思いますので、それぞれの状況の中で、何が将来的に適切なアクションプランになるかを考えながら、微修正を繰り返すしかないのかなと考えます。未計画や焦りは禁物ですね。今回のコロナショックは、収束時期の見込みが立たないのが本当に厄介です。早く治療薬完成に期待です。